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日志


8月8日

踏み台

 
 最近は、雨が降らず、田んぼの水入れに追われています。
 
 川の水も少なく、夜は2時間おきにポンプの調子を見に行きます。
 
 
  そんなことをしていると、いつの間にかこのブログも1ケ月間休んでしまいました。
  すぐに、日にちが過ぎるようです。
 
 
 そんな中で、今、我が家では山田錦の穂肥の真っ最中です・・・。
 
 と言いながら、一昨年までは年老いた父が毎日、ふっていました。
 
 
  ところが、昨年からはできなくなり、私が散布機でふっています。
 
 
 
  軽トラに肥料を積み、軽トラの上で父が散布機に肥料を入れ、私がふります。
 
 
 
  「この田んぼは2反やから、20kg・・・・」といったように互いに会話しながらいれます。
 
 
 
  そのとき、気づいたものがあります。
 
 
  それは踏み台でした。
 
 
  そう、今では、父は軽トラの荷台に上がるのに踏み台がいるようにまでなっていたのです。
 
 
  両親が年とともにできなくなる中で、田んぼの管理が本当に大変になってきました・・・。
  どうすることが、一番良いのか。
 
  踏み台を見たとき、ふとそんなことを思ってしまいました。
 
7月3日

農地調整型

 
最近、集落営農に取り組んでいる組織の視察先の相談を受けることが多くなりました。
 
その視察先とは、営農組織設立初期段階の組織や農地・農作業調整型といった、本当に個々の取組から脱皮しようとしている集落からの要望です。
 
 
政策や制度が法人化に向いている中で、法人化をめざそうとする地域もあれば、政策や制度よりもこれからの農業をどうしよう・・・といった、政策や制度にはのれないけれど、今のままでは苦しい・・・。
 
そういった地域が増えているように思います。
 
そして、このような組織が学べる場所としての問い合わせです。
 
 
 
 
 ある普及センターでは、今年、集落営農を学ぶリーダーを対象とした塾の受講生が、80名を越えたとか・・・。
 
 
 この7月から農機具代が7~8%上がったり、肥料代や燃料代が急激に上がる中で、まさに正念場を迎え始めた地域では、大きな動きになってきているようです・・・。
6月27日

「田んぼは荒らしてもよい」

 
先日、集落営農の指導員の研修会に参加させていただく機会がありました。
 
 
ある営農組合長の事例発表後の質疑の時間、一番前に座られていた方が手を挙げ、
 
 
  「集落に入り、これからの農業について座談会をすると、『私が農業をできなくなったら、自分の田だから荒らしてもよいと思っている。だから、できるまで自分で作りたい』といった話がでます。そういった話がでると、前に進まなくなります。どう思われますか?」
 
といった質問がされました。
 
 
 
 組合長さんは、どう答えられるのだろう・・・・・と興味がありました。
 
 
 
 
 「そういった話し合いは、夫婦で集まる少数の会議で話し合うことが私はいいと思います・・・」
 
 そして、
 
 「きっと、奥さんが『お父ちゃん、そんなこと言っても、本当は荒らすことができないやろ』と言われますよ・・・」と組合長さんは答えられました。
 
 
 
 
 実は、この質問は、以前、同じ管内の普及員さんからも受けたことがありました。
 
 
 
  言い方は少し違いますが、同じ答えを言ったように思います。
 
 
 
 
  農家に生まれ、農業を見ながら、そして手伝いながら育ってきた私達の年代でさえ、なんとか農業を続けたい・・・。
  
 その気持ちはあります。
 
 
  まして、これまで一生懸命にされてきた農業者の方は、もっとその思いは強いはずです。
 
 
 
 なぜ、「荒らしてもよい」と言われるか・・・・。
 
 
 
  きっと、何かの思いがあるはずです。
 
 
 
  その思いを聞き出し、解決することがまずは大切かもしれません・・・・。
 
 
  目を閉じて、自分の田が荒れている姿を想像する・・・・それだけでも、寂しい思いがします・・・。
6月23日

営農組合協議会と部会

 
 営農組織が地域で多く設立されています。
 
 
 しかし、個々の組織では組織の充実に時間がかかったり、限界も見られます。
 
 そういった中で、市町村単位に営農組織が集まり、営農組合協議会・・・といった連携組織の設立も増加しています。
 
 
 
  主には、研修会の開催や情報交換会といった部分がメインになります。
 
   協議会によれば、マンネリ化しているところもあります。
 
 
  ところが、最近は「水稲部会」、「麦部会」といった、それぞれの作物部門ごとに部会を設ける協議会も増えてきました。
 
 
 
  その部会では、栽培技術の向上や高品質化、販売対策など・・・・いろいろなことが話し合われています。
 
 
  生育期には、バスを借り上げて、圃場を巡回する協議会もあります。
 
 
  
   いろいろなことが営農組織に求められる今、大切な活動だと思います。
6月19日

女性組合長

 
県内では、今、825集落で集落営農に取り組まれています。
 
 
その中で、「初めての女性組合長が誕生!」といったニュースが地元の新聞に大きく掲載されました。
 
 
 
 この営農組合は、昭和62年に結成され、組合員60戸。
 約30haの農地で、米や麦を栽培されている組合です。
 
 
 
 しかし、二種兼業農家が多く、中心となる男性は土日の作業が多い。
 
 その中で、女性ならではのきめ細かな農作業計画や農作業実績をかわれ、この4月に女性の組合長と副組合長が誕生したとか・・。
 
 
 
 
  よく、高齢者や女性は営農組織ができたら、ほとんど田圃に行かなくてよくなった・・・といった声も聞かれます。
 
  しかし、この営農組合では「男女をとわず、毎日管理できる人が組合長をやるべき・・・」といった考えが底辺にあるようです。
 
 
 
  地元の方のお話では、やはり、これまでの育苗や農作業、そして、生産実績や品質と言った面で、安心して女性に任せられる・・・といった実績をもとにした考えがあったようです。
 
 
  私自身、会計を女性がされている営農組織はありましたが、ついに女性組合長誕生といったうれしいニュースは、やはり驚きました・・・。
 
 
  「集落営農」の考え方がしっかりされている地域のひとつの事例かもしれません・・・。
 
 
6月16日

個々から地域へ

 
ある法人化された営農組織の代表者と話す機会がありました。
 
最近、農地の受託が多くて驚いています・・・とのことでした。
 
そして、これまでは営農組織と委託者と契約をされていたようです。
 
でも、それだと農地は分散していて効率が悪いだけでなく、
 
農道を少しでも痛めたら、その集落からおこられるとか・・・・。
 
 
 
  そんなことで、他集落からの農地の委託はあまり受けたくない・・・といった話をされました。
 
 
 
 でも、よくよくお聞きすると、Aという集落は集落内に農用地利用改善団体を設立しようという動きがあるようです。
 
 
  「農用地利用改善団体ができて、集落として私たちに農地の管理を委託されるようになれば、A集落の農地は喜んで引き受けたいと思っています・・・」
  と言われました。
 
 
 
  集落で調整して、委託するシステムづくりは、効率的な面だけでなく、地域の担い手としてしてみんなから認めてもらえます。
 
 
  昔、干ばつの年、他集落から耕作にこられていた担い手農家のポンプが一番最初に止められたことがありました。
 
  そんなことがないようになればいいですね。
 
 
 
 
 
6月12日

技術の蓄積と反省会

 
 営農組織のように経営規模が大きくなればなるほど、技術の高度化が求められます。
 また、オペレーターの技術力を高めていくことが重要となります。
 
  先日、田植えのときのことを書きましたが、みんながオペレーターになる組織では、オペレーターの技術も高い人から低い人までいろいろな方がおられます。
 まして、年に数日しか出ない人は大変です。
  
  たとえば、水がいっぱい入っている水田での田植え。
 
  初心者のオペレーターでは、田植機のマーカー跡が見えないので、くねくねと曲がってしまいます。
  それを防ぐためには、田植え前日に水を減らしておくとか、代掻き時に水面の高さを5cmていどに「せく」といった作業が必要になります。
 
  また、苗もやや長めに育てます・・・。
 
 
 
  長年、大規模経営をされている農業者の方は、そういった蓄積の中で農作業をこなされています。
 
 
 
  では、営農組織ではどうしてそういった蓄積をしていくのか・・・・。
 
 
 
  よくはわかりませんが、やはり、反省会を開いていくことが重要ではないでしょうか?
 
 
 
  田植えが終われば、泥落としとかねて、
  
   今年の苗づくりのよかった点と反省点。
   田植えのよかった点と反省点。
 
 
   それらをまとめて、次につなぐことが技術の蓄積につながっていくのではないでしょうか?
 
  常に反省。
6月9日

栽培技術

 
 田植えシーズンまっただ中です。
 
 あまりの忙しさに、バタンキュー・・・の生活です。
 ただ、眠るだけ・・・。
 
 気がつくと、書き込みがおろそかになっていました・・・。
 
 
 
 
  昨日、田植えをしていると、その隣の田んぼで集落の営農組合の方と一緒になりました。
  
  
  いつものようにあいさつをして、雑談をしながら苗を見るとびっくり!
 
  
  毎年、りっぱな苗なのに、今年は追肥のやりすぎかどうかわかりませんが、大きな苗・・・。
 
  昨日植えられた圃場を見て、また、びっくり!
 
  柔らかい苗で、植痛みがひどい・・・。
 
  すぐに元に戻るものの、今年の苗はいつもとは違う・・・。
 
 
  そのとき、ふと思った・・・。
 
  営農組合のような組織になると、一つを間違えると大きな失敗につながることもある。
  優秀な人材がたくさんいるメリットを活かし、技術力を高めることが重要だと・・・。
 
   経営体として、技術力を高めることが重要ですね。
 
 
 
  
 
5月19日

収益性と社会性

 
 先週、ある女性からこんなお話を聞きました・・・。
 
 
 
 「営農組織が法人化して、米の販売も県外まで販売するようになりました。
 でも、だんだん地域から離れていっているように感じます・・・・」
 
 
 
 なんでも、営農組織を設立した当時は、みんなで農作業を助け合ったり、機械の共同利用などでみんなのコストや負担を下げ、みんなから喜ばれる組織だったようです。
 
 
 
  でも、いつの間にか法人化し、米などを首都圏にまで販売するようになると、だんだん会社的になってきたとか・・・。
 
  さらに、収益をあげようと加工にまで取組始めたが、なかなか組織内でうまくいかないとか・・・・。
 
 
 
 
  大切なお話だと思いました。
 
 
 
 
  法人化によるメリットは、いろいろなところにあります。
 
 
 
  農地を預かれたり、労災に入れたり、経理も明確になります。
  まさに、地域の担い手といえる法的な仕組みです。
 
 
  でも、大切なことは、地域の人々が安心して暮らしていけること。
 
 
 
   収益性とともに社会性を高めることが重要です。
 
 
 
 
   こんな声が聞こえたときこそ、営農組織の活動を再点検してみてはどうでしょうか?
 
5月12日

講座とワークショップ

 
 今夜もまたまた経営体育成コンクール応募作品を読みました。
 
 今回は平成19年度です。
  生活研究グループから起業、起業から企業の取組が書かれています。
 
 今から6年前になりますが、町内に交流施設が建設されることになり、町、JA、普及センターで特産開発講座を2年計画で開講されました。
 
 そして、それから2年後、みそやそうざい、もち、パンの4部門の加工グループが誕生しました・・・。
 
 
  ここまではよく聞かれる取組です。
 
 
  営業成績が順調に伸びる中で、加工や販売に忙しい。
  その中で、普及センターがファシリテーターをつとめて、ワークショップを開く。
 
  すると、将来方向や経営のあり方がいろいろと出てきた。
 
 
 一方で、財務諸表作成の指導をしていった。
 
 
  すると、その財務諸表から4つの部門の中で、2つの部門が法人化を考え始めた・・・。
 
 
 
  法人化と言ってもいろいろなタイプがある。
 
 
  次に普及センターは、株式会社や企業組合などの形態の違いや報酬、税務対応などが記載された資料を提示した。
 
 
 
  その結果、利益追求ではなく相互扶助が経営の礎となる企業組合を自ら選んだ。
 
  しかし、加工グループ内では、設立当初に苦労された方と、新たに構成員になる方と従事分量配当で平等にすることに対して反対意見もあったとか・・・。
 
  でも、最後には「自分達だけをかわいがる閉ざされた法人では将来性がない」とグループ員の誰かが言った・・・。
 
 
 
 
  今では、地域で認められるだけでなく、「女だてらに何ができる」と鼻で笑っていた人が、「ようがんっばてる」と声をかける。
 
  男女共同参画の一つの布石であり、市内における一つの企業として育っている。
 
 
  最後に、この資料の中に「法人設立のフローチャート」が添付されていた。
 
  「指導」と「支援」が明確に分けられて記載されている。
 
 
   素晴らしい、普及活動だと思いました。
 
 
 
  そして、その活動が私の町内であったことがすごく嬉しく思いました・・・。
5月9日

経営の岐路

 
 連休を過ぎると、なぜか急に忙しさを感じます・・・。
 朝から、苗代の水入れやいろいろなことが必要になってきます・・・。
 
 
 
 
 普及支援協会の経営体育成コンクールの冊子を読みました。
 
 私の県は、平成8年度から参加しています。
 
 
 この年は、入賞はできませんでしたが、この年の応募作品を読むと、やはり普及活動として奥深い部分がたくさんありました。
 
 
 
 
  活動の対象となったのは、山間部の過疎の集落でした。
 
 
  ある普及員が、むらづくり事業で3年間、対象集落に入ったことが書かれていました。
 
 
 
 
   地域に入り、地域で活動するうち、ある女性から相談をされる・・・。
 
 
 
  その相談とは、この地域は山間部で高校がない。
 
  高校へ行かせるときから下宿が必要になる。
 
  ところが、専業であるが農業収入が少なく、将来に不安を感じる。
 
 
 
 その女性は、農閑期に町に出稼ぎに行くことも一つの方法だという。
 
 
 それでいいのかと、家族と普及員が話し合う。
 
 なんとか、この地域で経営を成り立つようにできないかと・・。
 
 
 
 
 
  結論は、家族みんなで将来の我が家の農業を考えたという。
 
 
 その結果、父は繁殖和牛の頭数を増やす。
 一方、母は、築200年以上の古い家を改築し、民宿にする。
 
 
 
 そんな夢のような話を、普及員も参加し、両面の経営を支援していった・・・。
 
 
  牛は、これまでの藁や畦草から、牧草導入へと指導した。
  
  民宿は、改築から許認可まで、一緒に考えた。
  いろいろな事業を活用し、女性名義で借金もしたという。
 
  
 
 
  そして、何年か過ぎたときには農業所得が父、母合わせて1,000万円を超えた。
 
 
  さらに嬉しいことには、いつの間にか過疎の集落に都市の人が次々訪れるようになった・・・と書かれていた。
 
 
 
 
  この集落は、今では県下でも有名です。
 
 
  その集落の岐路が、ある家の経営の岐路であり、普及員とのつながりであった・・・。
 
  普及員は、「特定の農家にどこまで入り込めばいいかわからないが、とことん入った・・・」と述べている。
 
 
 
  その年は、残念ながら入賞できませんでしたが、今でもその時の活動が冊子に残されています。
 
  そのことが、もっと大きなことであるように感じました。
 
 
 
 
  結果も大切ですが、字としてまとめ、書き残す。
 
  そして何年かしてふり返る・・・。
 
 
  大切なことですね。
 
  
 
 
 
  
5月4日

すいせい会

 
 先日、営農組織が紹介されていました。
 
 
 そのリストを見て懐かしく思いました・・・。
 
 
 「すいせい会」
 
 
 
  代表者の方の名前は、20年前と変わられていませんでした。
 
 
 20数年前、この集落で一台の田植機を農業改良資金で導入することになりました。
 
 
 
 私は、そのときにお手伝いをさせていただきました。
 
 
 
  資金の返済方法や組織体制、作業料金・・・・。
 
 
  古びた公民館で、5~6名の方と黒板にいろいろなことを書きました。
 
 
 
  そして、組織の名前を決めることになりました。
 
  そのとき、誰かが「ハレー彗星の年だからすいせい会は?」と言われました。
 
 
  そして、「すいせい会」の名前がつきました。
 
 
 
 
  リストの設立年月日に目をやると、昭和61年・・・。
 
 
 
 
  心の中で、「昭和61年はハレー彗星の年だったんだ・・・」と思い出しました。
 
 
 
  今では、構成員は倍以上になっていました。
 
 
 
  一台の田植機から、地域の担い手に育った営農組織。
 
  20年間の中で、いろいろと苦労されたことでしょうが、私にとっては忘れられない組織のうちの一つです。
 
 
  変わったのは、構成員数・・・と活動・・・。
 
  
 
 
 
5月2日

法人化と経営記帳

 
先日、法人化を検討されている方が言われました。
 
「法人化を考えるのに、経営記帳が大切ですね・・・」
 
 
 
最初はわからなかった、その意味の深みがわかってきました。
 
 
法人化を検討するときに、組織の決算書の内容をもとに経営状況を見定める。
 
 
経営的にうまくいっているか、いないか・・・。
 
 
うまくいっていないなら、どの部分を改善すべきか。
 
うまくいっていれば、今後、組織をどの方向に進めるべきか・・・。
 
 
 
次に法人化に踏み切るとき、任意組織から法人への切り替えが求められます。
そのとき、組合員から合意を得る手段として、経営内容が説明できると合意が得やすいと言われたのです。
 
 
確かに、経営内容が把握できていれば、今後進もうとする方向を数値的にしっかりと説明できます。
 
 
 
経営記帳は、記帳することも大切ですが、経営内容を判断して経営を改善していく。
そして、そのことが組合員に説明できることが大切なんですね。
 
 
経営記帳は経営の羅針盤。
 
経営の記帳が難しくても、大切なことはその内容を読みとれるようにすること。
そうすると、税務面以上のメリットが見えてくるようです。
 
 
 
4月29日

地域自治協議会

 
ゴールデンウィーク。
 
 
私達の地域では、すでに農繁期に入りました。
 
今、あちらこちらで草を刈ったり、育苗の準備に入られています。
 
 
県北部では、すでに田植えが始まっているところもあります。
 
 
 我が家も、2回目の播種です・・。
 
 
 といいつつ、ある地域から招待をいただき、集落営農のお話に行きました。
 
 
 
 
  その地域は県北地域で、コミュニティーセンター周辺では、すでに代掻きの最中でした。
 
  ゴールデンウィークの初日に、本当に集まられているんだろうか・・・。
 
  それも午前中です・・・。
 
 
  会場の駐車場に着くと、市の職員と普及員さんがおられました。
 
  「お休みの日に、お忙しい中、ありがとうございます」と互いに笑顔であいさつの後、会場に入ると中は満席でした・・・。
 
 
 
 
  「資料が足りません・・・」
  と慌ててコピーされる姿も・・・。
 
 
  その時に、この地域の自治協議会という取組を初めて知りました。
 
 
 
 
  なんでも、昨年度から始まった取組のようです。
 
 
  市町村が合併し、市の職員も将来的に大幅に削減せざるを得ない中で、地域のコミュニティーをなんとか維持していきたい・・・・。
 
  そんな思いから市長さんの提案で始まったとのことでした。
 
 
  小学校区ごとに協議会が持たれ、各種団体の世話人さんが集まり、地域の活性化について相互に話し合う。
  そして、その活動を支援されているのが、その地域の市の職員の方とのことでした。
 
 
  「今日の総会のあとの講演会について、みんなで話し合いました。すると、みんなから、私達の地域は農業が土台にあるから、これからの農業を考えようと言うことになりました・・・」
 と、市の世話役の方は言われました。
 
 
 
  1時間半のお話が終わると、すぐに「質問!」といった声が聞かれました。
  そして、これからの進め方の論議が始まりました・・・。
 
 
 
 
  地域をおもう無償の愛情・・・。
 
  そして、次の世代になんとか引き継いでいきたい・・・。
 
  そんな熱い思いを感じました。
 
  
 
 
  会の最後に普及員さんが、
  「これから集落の農業を考える方がおられましたら、普及センターで活性化塾を開きますので、是非参加ください!」
  と呼びかけられていました。
 
 
  強制的なものでなく、本当に地域が求める姿で互いに取り組める。
  そして、応援できる・・・・。
 
  この会場には、難しい理論や手法は必要ありません。
  本当の思いを話し合う・・・。
  
  そのことが大切なようです。
 
 
  この地域の一年後が楽しみです。
4月26日

法人化への思い

 
 
 今から10年余り前に結成された営農組織が、法人化に取組始めました。
 
 
  
 
  その根拠になったのは、いうまでもなく、きっちりと記帳されている決算書でした。
  (難しい決算書ではなく、パソコンさえ使えればだれでも記帳できる「かんたん農業会計ソフト」での記帳でした。)
 
 
 
 二つ目に、その決算書から今の経営を分析し、将来の姿を営農組織自らが見定められていることでした。
 
 
 
 
 そして、法人化するもう一つの理由が、「すっきりしたい」ということでした。
 
 
  任意組織では、経営記帳が複雑であり、かつ思うような活動ができない・・・。
  このさい、法人化してすっきりしたい・・・といった思いを持たれていたことでした。
 
  
 法人化すると、法人税や消費税が加算される・・・といったこともありますが、そのことだけでなく、会計処理がすっきりとするだけでなく、労災にも加入でき、着実に担い手として発展していけるとのことでした・・・。
 
 
 
 任意組合から発展し、自ら法人化へと歩まれている姿は、地域の優秀な担い手農家が歩まれる道と同じだと感じました。
 
 
 「法人化は指導するものではなく、支援するもの」
 
 その基本となったのが、経営記帳でした。
 
 
  
 
 経営記帳は、税務対策も大切ですが、経営の羅針盤として活用できることが大切ですね。
 
  今、そのための支援が求められているように思います・・・。
 
  特に収益性の厳しい中山間地の組織では、経営記帳と分析が大切なような気がします・・・。
 
 
 
 
 
 
4月24日

地域に応じたかたち

 
 「山田錦」、第一回目の播種が終わりました。
播種した箱を苗代に並べるのですが、かなりの箱数のため、かんかん照りの日は乾燥してしまいます。
 
 
 今日は天気予報では午後から曇り、夜、雨と言うことで、午後から箱並べをしました。
箱を並べてトンネル被覆・・・と思いきや、夕方から雨。
 
 
 それでも家族四人は、雨の中、黙々と被覆したビニールが飛ばないようにビニールの両端に土をおいていきます。
 
 少しでも風で、ビニールがとばされないようにと・・・・。
 
 
 
  久しぶりに、雨で服の中まで濡れました。
 
 
 
  今から40年前、我が家にバインダーが入りました。
  高価な機械で、近代化資金で買いました。
 
 その頃は、春秋にそれぞれ延べ100人以上の方がお手伝いに来られていました。
 今でも覚えているのは、「田植えは機械ではできないやろ・・・」といったいっぷく時の会話です。
 
 
  それが、35年前に2条植の田植機が入り、育苗器で育苗するようになりました。
  育苗器から出して、田んぼに並べ、毎日、2回の水掛が日課でした。
 
  そして25年前から苗代に箱を並べるようになりました。
 
 
  その苗代に並べるのも、最近は1ケ月以上前に苗代をつくり、落水して硬くし、一輪車で苗箱を苗代に持って入るようになりました。
 
 
  以前の、3箱を抱えて、ドロドロの苗代の中の溝を歩くことを思うと、大きな違いです。
 
 
 
 この苗代の方法になったのは、7年前、大規模農家の方に教わった方法です。
 
 
 
 
  学校で習ったことや本に書かれていないことが、現場ではいろいろと行われています。
 
 
  それは、少しでも楽にしようとか、少しでも良いものを穫ろうとするまさに現場で生み出された現場からの工夫です。
 
   ドロドロの作業から。
   風雨中や暑い中の作業から・・・。
   
   自然と現場の中でうまれてきたものがあります。
 
 
 
 
  ところが、最近、問題を現場でなく会議室で解決することが多くなっているように感じます。
 
  その一つが集落営農・・・。
 
 
 
   めざすべき本来の目標のために「指標値」が設けられますが、いつの間にか「指標値」が「目標」になり、進行管理・・・。
 
 
 
  「目標」をしっかりと理解されて「支援」されている方はいいが、「指標値」を目標に「指導」されている方とはどうも歯車があわない。
 
 
   その人とは、会話しているとすぐにわかります・・・。
 
 
 
   先日も・・・。
 
 
 
  目標をしっかりと持ち、地域、地域で応じた形や発展段階で取り組むべき「地域の形」があってもいいのではないのか・・・。
 
 
  その大切な部分を軽視するようなことが、この4月以降、増えたように思います・・・。
  
 
 
  
  本当の現場を知っている普及員さんの声をもっと大切にして欲しい・・・・・。
 
  また、本当の現場を知っている普及員さんが求められている・・・。
 
  そんな気がします・・・。
 
 
 
4月22日

意向調査結果

 
ある地域担い手協議会が営農組織を対象に調査された結果を見せていただく機会がありました。
 
その結果は、昨年、私達が県下で行った結果と同じところもあれば、その地域だから・・・といった結果も読みとれました。
 
 
 
この結果をどう活用されるのかが気になり、
すぐ、その町の担当普及員さんに電話を入れました・・・・。
 
 
 
実は、内心、やはり悩んでおられたようでした。
 
 
 
課題は、後継者がいないことや今後の機械施設更新に対する悩み。
法人化に対する不安・・・。
 
 
 
そのことに対して、担当者として方向性が見えない・・・。
 
そして、結果を返すだけではいけないし・・・・。
 
 
そのジレンマに迫られていました。
 
 
 
私は何も言えませんでしたが、考えを聞きながら一言。
 
 
「普及センターで一度、この結果をもとに所長も含めて放談会をされたらどうですか・・・・」
 
と伝えました。
 
 
 
するとしばらくして、
 
「そうですね。まずは私達みんなで認識するところから始めます」
 
「今の営農組織が5年後、10年後のビジョンを持つことが必要かもしれませんね・・・」
 
 
 
 
あれ?
 
 いつの間にか、これからの方向が見えてこられているような気がしました。
 
 
まずは、関係機関でそのことが共通認識されるといいな・・・と思いました。
 
 
4月21日

5周年記念パーティー

 
 
先週、5年目に入ったボールルームダンス教室が、初めて記念パーティーを開催しました!
 
果たして、どれだけの参加者があるのだろ・・・と不安でしたが、100名近い参加があり、大成功に終わりました。
 
 
 
 
平成16年3月から始まったこの教室に、最初から参加させていただいて、私も5年目に入りました。
(と言っても週1回の練習を、よく仕事の関係で休んでいますが・・・)
 
 
 
あるダンスを始めた方から紹介いただき、初めて参加したとき、壁に向かって歩く姿勢が良いと誉められ、それから丸四年。
 
よく続いたものだと自分でも感心しています・・・。(入会した理由が単純ですね・・・)
 
 
 
 
なぜ続いたんだろう・・・。
 
 
 
 
それは、初心者の私に対して、みんなが私を育てようとされている。
その気持ちがよくわかるからだと思っています。
 
 
 
仕事も忙しく、休日もほとんどない私にとって、多分、私は個人レッスンでは続かなかったと思います。
 
 
 
団体レッスンに参加し、休んでいてわからないところを率直にメンバーの皆さんに聞くと、いつも優しく教えてくださる。
 
 
そして、「うまくなったよ」
 
「次は必ず参加してね」
 
「次のパーティーにみんなで行きましょう・・・」
といった言葉が、続いて返ってくることです。
 
 
 
 
そして何より嬉しいのは、常に目標があることです。
 
 
 
 
9月は、ある町ホールの大きな舞台で踊る。
 
 
この4月のパーティーでは、タンゴ、チャチャ、ワルツ、サンバを参加者の前でデモする・・・。
 
 
 
ささいな目標かもしれませんが、やはり「見られる」という機会があると、練習に力が入ります。
 
まさに、発表前になると、自主的に練習回数が週2回といったように増えます・・・。
 
 
 
 
踊りは、まだまだですがいつまでも続けたいですし、少しずつ上達できればと思います。
 
 
 
 
本当に趣味を愛する人が集まると、こんなこともできるんだ・・・と今回、勉強させられました。
 
 
 
 
自ら「楽しむ」。
 
このことが大切ですね
 
 
メンバーの方々に感謝。
4月18日

取りまとめ

 
 営農組織の取りまとめをしました。
 
 
 
 農作業の受託や調整を目的とする組織から、法人組織まで6つのタイプにわけたリストづくりです。
 
 毎年、3月末で組織の形態が全体でどう変わっていったかをまとめています・・・。
 
 
 でも、それだけではわけられなくなってきました。
 
 
 
 各営農組織が集まって、農作業を行う実践組織(二階建て)もあれば、数集落で営農組織を結成されるところもあります。
 
  タイプだけでも、いろいろな分け方ができます・・・。
 
 
 
 さらに、経営記帳、技術導入、加工や直売・・・・・
 
 
 
  営農組織のタイプだけでなく、地域の担い手として必要な部分を明確にしていくことも必要です・・・。
 
 
 
 
  組織の数は変わらなくても、組織の内容が変わっていく・・・。
 
 
 そのことが、目に見えます。
 
 
 
  組織の結成数や法人化数だけでなく、担い手としての充実度が見えることが大切ですね。
4月17日

評価は化粧?

 
今日、評価に関係する本を読みました。
 
いろいろと参考になることが書かれていましたが、一番印象に残ったことは、「評価をたとえると化粧と同じである」といった言葉でした。
 
 
 
どちらかというと堅苦しいことが書かれている本にもかかわらず、
以外にもわかりやすいたとえでした。
 
 
 
 化粧をするとき、鏡を見る。
 鏡を見ながら口紅を塗ったり、眉毛を濃くしたりする。
 
 そして、化粧し終わった姿を鏡で見る。
 
 口紅がずれていないか。
 眉毛がうまく描かれているか・・・。
 
 
 
 
 私は化粧はしませんが、やはり朝、鏡でたしなみを整えます。
また、洗面所でも自分の姿を鏡でうつします。
 
 
 
 この鏡に自分をうつす行為が「評価」だと書かれています。
 
 
 
 評価については、もっともっと奥が深いものがありますが、
 
「評価は鏡にうつす化粧と同じ」と考えると、
 
以外と「評価」と言う言葉が、身近なものになりました・・・・。
 
 
 本来のあるべき姿を、より美しく見せるための手段。
 そして、自分に語りかけるための手段。
 
 
 「鏡」は普段、自分では見えないものが見える不思議なものですね。